変態的な物を企画して発明して作るブログ

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あなたが人間として生まれてきた確率って? 宝くじなんて買ってる場合じゃないよ。


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宝くじ買った事ありますか? 大抵の人は、一度や二度はあるんじゃないかと思います。凡人の人生では決して手に入れる事が出来ない、億という金。宝くじでも当たらない限り、夢物語なのは、間違いないでしょう。だから、買う。買わなきゃ当たらない。真理です。

宝くじが当たるまでに、あなたは400回死ぬ必要がある

では、宝くじで1等が出る確率って調べた事がありますか? そして、それがどのくらいの確率であるか考えた事がありますか? ちょっと比較してみましょう。

ジャンボ宝くじ1等当選確率:1/10,000,000
・1年間に交通事故で死亡する確率:1/25,000(1/10,000説もあります)

もうお分かりだと思います。つまり、1年に1枚の宝くじを買って、それが1等当選する確率よりも、買いに行く途中に事故死する確率の方が、400倍~1,000倍高い、という事になります。ジャンボ宝くじは年5回ですから、1回に10枚買ったとして年間50枚。1等が当たる確率は50/10,000,000(=1/200,000)。お! 200,000年買い続ければ、当たりますよ。それでも、買いに行く途中で事故死する確率の方が依然高いですね。

そもそも、宝くじは買った時点で50%がテラ銭として胴元に徴収されてしまう、非常に期待値の低いギャンブルです。競馬や競艇なら25%程度ですから、宝くじをやるよりもよほど割がいいでしょう。にもかかわらず、宝くじがクリーンなイメージを持っているのは、あなたがイメージ戦略に侵されているからという、ただそれだけです。気を付けて人生を生きて下さいね。

じゃあ、人間として生まれてきた確率はどうなのよ?

これには色々な説があります。どこまでを考慮に入れるのかで大きく確率が異なるからです。例えば、時代や国を考慮するのか、地球の存在確率を考慮するのか、そもそも卵子にたどり着いた精子の確率を考えるのか、などなど。

ですが、物の本によると、「自分が人間として生まれてきた確率は、宝くじ1等が30回連続で当たる確率に等しい」だそうです。

想像できますか? あなたが今このブログを読んでいられるのは、あなたが、宝くじ1等を30回連続で当たる確率を乗り越えてきたからですよ。隣の人に訊いてみたらどうでしょう? 「あなた、宝くじで1等を当てたことあります?」って。まず、そんな人はいないでしょう。でも、あなたも、隣の人も、そんな宝くじの1等なんか全くものともしない確率を乗り越えて存在しています。 

 

死んだらまた人間に生まれ変われる?

大人は無責任です。例えば、子供が大切にしていた飼い犬が死んだら、平気で「お星様になる」「人間になって生まれ変わってくる」とか言います。そういう慰め方や、納得のさせかたがある事自体は否定しませんし、そういう美化の仕方も否定はしません。ただし、人生がリセット可能であるかのような考え方を安易に子供に押し付けるのはゾッとしません。


断言します。「また人間に生まれ変わる」は、ありません。もし輪廻転生を信じるとしたら、昨日あなたが叩き潰した蚊や蠅に生まれ変わる事すら贅沢です。殆どの場合、地中を彷徨う細菌やアメーバ、微生物といった所ではないでしょうか。だって、例えば今から近所の神社か公園にでも行って、地面の土を手のひらに乗せてみて下さい。腐葉土1gあたりに含まれる微生物の数は100万~1,000万ですから、10g掴み取れば、もう日本の人口と同じくらいの微生物があなたの手の上にいます。とすると、日本全体には、世界全体には、一体どのくらいの微生物が存在しているでしょう? 対比して、人間の数は? あなたも私も、2度と掴みとれません。人間として生まれてくる確率を。

そして、世の中には、そんな現実から目を背けるための本や考え方が沢山存在します。別に否定しません。だって、死んだ後のことなんて、本当の意味では誰にもわからないんですから。ただ、「また人間に生まれ変われる」という無責任な期待を抱いて生き続けるよりは、「人生は1度きりであり、この与えられたチャンスを活かさない手はない」と考えて生きる方が、建設的だと思いませんか。

じゃあ、どう生きるべきか

知りませんよ。自分で考えてください。例えば、自分が現在会社勤めをしており、明確な人生の目標もなく漫然と社畜をしているのであれば、そしてそのまま人生を全うして死ぬ覚悟ができていないのであれば、一度人生を見つめ直すと良いかもしれません。会社はあなたの人生の責任をとってはくれませんし、容易に裏切ります。あなたの人生の大半を、漫然と、他人が作った会社の為だけに消費し続けるのは、あまり面白くないのではありませんか? 日本のサラリーマンは、とかく「成長」という言葉が好きです。成長は大いに結構ですが、何のために成長するのかはよく考えるべきです。会社に人生を搾取され続ける為だけの成長よりは、自分が自己実現をする為の成長をすべきかもしれませんよ。今勤めている会社に誇りを持っており、その会社の中で出世したり認められたり、その仕事を通して人の役に立つ事が自己実現であれば問題ありませんが、自己実現のハンドリングを会社という他人に任せている限りは、常にリスクがあります。

人生の自己実現が「何事もなく平和に死ぬ事」「子供を無事に育て上げる事」であれば、それも大いに結構だと思います。ただしこの場合、「自己実現の目標は、人生の折々で常に変化する」という事を念頭に入れて置く必要がありそうです。今は人生で1番大切なものは、自分の子供かもしれないけれど、10年後に子供が独り立ちすると、今度は自分自身の人生が1番になるかもしれません。そうなると、離婚して起業する、なんて選択肢も現れるかもしれませんよ。


私が会社での自己実現を諦めても、本当の意味で自分の人生を諦めきれずに、ものづくりをしようとしている根底には、まさにこれらの考え方があります。夢は叶わない、自己実現はできないかもしれない。多くの人生はそうでしょう。でも、死ぬ直前に、挑戦をしなかった事を後悔したり、汚れていない自分の手を見るのが怖いんです。


だいぶ偉そうなことを書きましたが、半分以上、今の自分への呼びかけ、備忘録です。あなたも私も、お互い、人生を戦いましょうね。


実は、このテーマで作った楽曲もあります。良かったら聴いてみてくださいね。


【IA】 私の人生、はらたいらさんに全部 【23拍子・変拍子・ボカロ・オリジナル曲】




ではまた、変態発明ブログで会いましょう。
バイバイ!