20年ぶりに出身高校の文化祭に足を運んだ件
先日、高校時代の後輩同期先輩と連れ立って、高校の文化祭に潜入してきました。
20年経っているのですが、
その当時に部活(文藝部)で作っていた同人誌が、
全く同じ名称、同じ形式で継承されていたりして、妙な感動を覚えました。
当時、16歳だった私は、文學界新人賞なんかの二次選考まで通って、有頂天になって
「自分は最年少で芥川賞だってとれるんだ」ってくら
い自分の未来に対して期待をしていましたが、
その時の自分と同じ立場の少年達がここにいて、この同人誌に息づいていると思うと、
ちょっと切なくなりました。
当時の自分が目の前に居たら、なんて声をかければいいんでしょう。
「どうせ、小説家なんかなれないぞ、とっととやめちまえ」
なのか。
「20年経っても、3年に1本は小説書いてるし、映像や音楽に手を出して
苦しくともそれなりに創作を続けているから、それを誇れよ」
なのか。
当時の自分は、20年後の自分がどうなってるのかなんて、
具体的には考えた事はなかったけれど、同じ様にやっぱり、
今から20年後の自分なんて具体的には見えないな…って思いました。