変態的な物を企画して発明して作るブログ

落ちこぼれサラリーマンが、変態的アイデアの物を企画したり発明したり作ったりするブログです

【ウェアラブルリコーダー】演奏動画をご紹介します

こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。

実はプロジェクトページトップの動画にも掲載しているのですが、比較的ご要望の多かった「実際に演奏している動画」について、切り出したものをご紹介いたします。



ところどころ演奏を間違えているのはご愛嬌という事で^^
動画内で説明している通り、半音を出すこともできます。音域はクライネソプラニーノとほぼ同等となっております。C管でジャーマン式の指使いです。

演奏しているのは、私が作曲をした11拍子の楽曲です。
元の楽曲はこちらですので、よろしければ。。。

ウェアラブルリコーダーの量産クラウドファンディングプロジェクト開始!

f:id:bopeep_16:20191129012302j:plain


クラウドファンディングプロジェクトページ

camp-fire.jp




こんにちは!

TORICOTORの「ぼを」でございます。

更新が随分とあいてしまいましたが、この企画、めげずに、本当にめげずに続けております。

前回のウェアラブルリコーダー『Breathlet™』開発クラウドファンディングから暫く時間があきましたが、ようやく量産プロジェクトに取り掛かる事ができました。

その間、実に色々な試行錯誤がございました。
まず、一番難航したのが、当初より相談をしていた金型業者様に「やはりこの形状の物を金型のインジェクション成型で作る事はできない」と断られてしまった事です。
一番の課題は、気密性です。というのも、このリコーダー、曲菅形状なので、金型成型では実はそのまま作る事ができません。プラスチックを固めても、金型からはずす事ができないからです。
なので、金型成型する場合、一旦リコーダー本体を上下に分割し、それぞれを個別にインジェクション成型し、最後に貼り合わせる、という手順を取ります。
貼り合わせの時は、超音波溶着という手段を使うのですが、この方法では気密性が充分ではなく、楽器として成り立たない可能性がある、との事でした。

その後、様々な業者様を当たりました。
分割成型しなくても、曲菅ごと成型できるシリコン金型業者様。こちらは、シリコンでの成型代金がABSなどのプラスチックと比較して数倍以上となってしまい、リコーダー本体を1個1万円以上に設定しなければならない試算となり不可能でした。

曲菅のままプラスチック成型が可能な、押し出し成型金型業者様。こちらは、分割せずに成型可能なので気密性はOKなのですが、リコーダーの様な複雑な形状の成型は不可能でした。

色々な業者様と話をして、今回痛感したのは「金型では作れない製品というものが世の中には実は沢山あり、3Dプリンタはそんな金型の制限から完全に開放された、夢の成型道具なのだ」という事でした。

それで考えたのが、業務用の3Dプリンタを使い、歩留まりと生産性を両立させる事でした。こちらは試算上、今回の240万円のプロジェクトで実施する事が可能です。3Dプリンタ業者からサンプル品も取り寄せ、強度、精度、品質ともに充分である事を確認済みです。

そして現在、実は、上記金型の課題のクリアしていくことを一緒に考えて下さる金型業者様と出会う事ができております。コーティングで気密性を高めたり、分割方法を工夫したりする事で、なんとかなりそうという事が解ってきております。金型で成型が出来れば、高品質かつ高精度かつ量産が可能です。現在、こちらの道の光明が見えてきている所です。

量産する手段はなんとか確保できそうです。あとは、計画通りに資金が集まる事が最重要です。
単価の高い製品ではないので、240万円は非常に遠いですが、このような「世の中にまだ存在していないプロダクトの開発資金を集める」ことほど、クラウドファンディングの意味合いのある事は無いと考えております。

大変厳しいプロジェクトではありますが、引き続き、温かく見守ってやっていただければと思います。

そして、是非、拡散をお願いします。皆さんの拡散力のみが、このプロジェクトを成功に導く大きな力です。

このまま、人類史上において「50個の製作(前回のクラウドファンディングでの製作数)」で終わるのか、量産に乗せて「多くの人が手にすることができた製品」となるのか、今回のプロジェクトに掛かっております。

何卒、よろしくお願い致します。

 

【完成しました!】 ウェアラブルリコーダー

こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。

長らく更新が滞ってしまいましたが、
ようやっとウェアラブルリコーダーが完成しました!

既にクラウドファンディングでのリターンを完了しており、この楽器は現在全世界に約50個程度存在しております。

実際にどのような音が出るのかは、是非↑の動画をご覧くださいね。

さてさて。ここからが問題です。
私には、金もコネもありません。
どうやってこの製品を量産したものか。

現在の3Dプリンタ生産では、1つ作るのに数時間かかってしまうのと、解決できない精度と強度の問題があります。

金型を起こしてABSで射出成型するのが最適解なのですが、数百万の資金が必要となります。大手楽器メーカーには何社か手紙と製品を送りましたが、悉くスルーされてしまいました。

私の人生を切り開くサードドアを見つける事ができるのか。。。
現在の課題となっております。

f:id:bopeep_16:20190208002123j:plain





camp-fire.jp

 

 

 

↓フォローしてね! 無言フォロー大歓迎です。

変態発明アカウント

twitter.com



変態音楽アカウント

twitter.com

 

「ウェアラブルリコーダー」クラウドファンディング活動報告を更新しました!(3月14日)

 

こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。

現在、頭管部のウィンドウェイ部、窓、ランプ部の試作パターンを作成中です。

頭管部はリコーダーの中で最も重要なパーツと言われ、音量や音質を決める部分になりますので、まずはここから取り掛かります。というのも、この部分が、製作するリコーダーの基準音の決定打となる為、先に指穴の設計をしてしまうと、複雑な頭管部を後から調整するのがとても難しくなるからです。


現在のプロトタイプでも既に音は鳴っており、音量もそこそこあるのですが、一般的なリコーダーのウィンドウェイや窓の形状と比較して設計がまだ甘い状態です。

・ランプ部のエッジとウィンドウェイの高さが正しく設計されていない
・エッジに十分な厚みがない
・ランプ部の角度がきつい
・ウィンドウェイの出口にベベル(面取り)がない

など、調整が必要です。

リコーダーの場合、トラベルソのフルート等と違い頭管部が非常に複雑になっています。つまり、音を決める為のパラメータが多いので、深く探求しすぎると迷宮入りします。
例えば、ウィンドウェイを直線にするかアーチにするかでタンニングのしやすさや息の切りやすさが変わったりしますし、ウィンドウェイのサイズや長さ、エッジとの位置関係や窓の大きさなどの微妙な調整で音量や音質が変わってきます。

今回はリコーダーのサイズが小さい為、音量をできるだけ大きくする事を優先に設計を詰めていこうと考えております。

プロジェクトもいよいよ残り3日となりました。
プロジェクト終了まで気を抜かずに参りますので、引き続きよろしくお願いします

 

今回も「人類には早すぎる音楽」から1曲ご紹介。
11拍子のボカロ曲です。


プロジェクトページをご確認下さいね!

camp-fire.jp

 

 

 

↓フォローしてね! 無言フォロー大歓迎です。

変態発明アカウント

twitter.com



変態音楽アカウント

twitter.com

 

 

「ウェアラブルリコーダー」クラウドファンディング活動報告を更新しました!(3月13日)

 
Poison 1481596 960 720.jpg?ixlib=rails 2.1

こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。

これから揃えていく必要のある物品について精査を進めております。
というのも、光造形式の3Dプリンタは劇薬を扱う為、3Dプリンタや材料となるレジン、洗浄用のIPA以外にも用具を揃える必要があります。

今回は、その一部をご紹介します。



1.保護グラス

光造形式で使うUVレジンは劇物です。皮膚で直接触ると、アレルギー症状を誘発する事があります。こんな物が目に入ってはたまりませんので、保護グラスは必須です。

また、光造形式の場合、UVレジンを硬化するために多くが405nm程度の紫外線を断続的に照射します。それも、出力が30~40Wとなかなか強力です。多くの3Dプリンタには紫外線を低減するためのカバーが設置されていますが、必要に応じて紫外線カット機能のあるものを用意するのが好ましいと思われます。

アーク溶接などをすると保護面をしていても紫外線で目を傷める事があると言いますね。そのくらい紫外線は有害です。



2.使い捨ての保護手袋
保護グラスと同じ理由です。レジンや、レジン洗浄用のIPA(無水エタノール)は劇物ですので、直接肌に触れないように注意します。

 

 

3.キムタオル
一応用意しようと思います。キムワイプでもいいんでしょうけど、キムタオルを推奨するブログ記事を読んだことがあります。

こぼれた薬品を拭ったりする用途ですね。

 

 

4.ネイル用紫外線照射機

造形物の二次硬化用に使います。
光造形式でプリントする場合、以下の手順をとります。

3Dプリンタでレジンを一次硬化
IPAで洗浄
・紫外線ライトで二次硬化

二次硬化を行う事で、プリント物は十分な強度を得ることができます。
(一部、二次硬化を行わない方がよいレジンもあるようです)

因みに、太陽の紫外線でも二次硬化は大丈夫らしいです。

 

 

5.ストレーナ濾過用のファンネルです。UVレジンは非常に高価ですので、プリント後に余ったレジンは濾過して再利用します。



6.チューナーいきなりチューナーですが、これはリコーダーの調音をするためです。
iPhoneのアプリ等で精度が十分であれば、そちらでの代用も検討しています)

一通りこのあたりの用具を揃えた上で試作に臨む予定です。

 

 

 

今回も「人類には早すぎる音楽」から1曲ご紹介。
7拍子のボカロ曲です。

 




プロジェクトページをご確認下さいね!

camp-fire.jp

 

 

 

↓フォローしてね! 無言フォロー大歓迎です。

変態発明アカウント

twitter.com



変態音楽アカウント

twitter.com

 

 

「ウェアラブルリコーダー」クラウドファンディング活動報告を更新しました!(3月12日)

Whistle 924346 960 720.jpg?ixlib=rails 2.1

こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。

さあ、いよいよプロジェクトも1週間を切りました
今回は、個人的に選んだ「有名な?リコーダー曲」についてご紹介したいと思います。


ヘンリー8世「Pastimes with good company」

この曲は外せないと思います。16世紀の楽曲ですから、リコーダーが丁度楽器として完成したくらいの時期の曲ではないでしょうか。当時からリコーダーで演奏されていたのかは解りませんが、リコーダー合奏される事が多い曲ですね。


ZABADAK「二月の丘」

ZABADAKは、結局日本ではブームになる事がなかった(といったら怒られるかもしれないけれど)アイリッシュ系のアーティストです。この楽曲はZABADAKで最も有名な曲のひとつですが、前奏で繰り広げられるリコーダー合奏が大変綺麗なので、是非聴いて下さい。

残念ながらライブ盤でないとこの前奏は収録されていません(後に、グループのメンバが単独で出したCDの朗読の中で、BGMとして使われてはいましたが…)


ヴィヴァルディ「リコーダー協奏曲」

ヴィヴァルディはリコーダー協奏曲集があるくらい、リコーダー曲がありますね。

どうしても日本では、リコーダーは小学校で演奏する子供の楽器、という印象がありますが、リコーダー自体は400年以上の歴史がありますので、協奏曲ができるくらい立派な楽器なんですね。


ZABADAK「Poland」

もう一曲、ZABADAKからスミマセン。個人的に外すことのできない楽曲のひとつです。
というのも、この曲「5拍子」という変拍子の楽曲なんですね。

と考えると、変拍子もリコーダーも、私にとってのルーツはZABADAKだったのかもしれません(残念ながら、最盛期リアルタイム世代ではありませんが…)



オマケ。
今回のウェアラブルリコーダー同様「曲がった楽器」である「クルムホルン」の演奏動画です。

 

そして、本日も「人類には早すぎる音楽」から1曲ご紹介
13拍子のボカロ曲です。

 

プロジェクトページをご確認下さいね!

camp-fire.jp

 

 

 

↓フォローしてね! 無言フォロー大歓迎です。

変態発明アカウント

twitter.com



変態音楽アカウント

twitter.com

 

 

「ウェアラブルリコーダー」クラウドファンディング活動報告を更新しました!(3月11日)

 
City 2444512 960 720.jpg?ixlib=rails 2.1

こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。

今回の「ウェアラブルリコーダー」についても「災害時の護身」用途でも使えるのではないか、という提案を入れさせて頂いておりますが、この分野については、先駆者がいらっしゃいます。

UDEBUEをまいて歩こう 〜阪神・淡路大震災から生まれた防災アイテム〜
※すでにクラウドファンディングは終了しており、Amazonも在庫切れになっている様でした


やはり、常に身に着けていられる、となると手首になりますね。この製品は、災害時の利用を目的に作られた笛で、単純に腕にホイッスルを常備できるだけでなく、少ない息で遠くまで音が届くように設計されています。

大人の視点だと、既存の腕時計にアタッチメントとしてつけられたらもっとよさそう。子供なら気軽に腕に巻いて登校できそうですね。

ウェアラブルリコーダーは、まだ色のヴァリエーションなどは考えておりませんが、開発が成功し、ある程度の需要が見込めるようになれば、青色やピンク色など、様々なターゲットを想定したカラバリをご用意できると楽しそうです。

本日も「人類には早すぎる音楽」から1曲ご紹介。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフに制作した19拍子のボカロ曲です。

プロジェクトも残すところ1週間となりました。
最後までよろしくお願い致します。

 

プロジェクトページをご確認下さいね!

camp-fire.jp

 

 

 

↓フォローしてね! 無言フォロー大歓迎です。

変態発明アカウント

twitter.com



変態音楽アカウント

twitter.com