変態的な物を企画して発明して作るブログ

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「ウェアラブルリコーダー」クラウドファンディング活動報告を更新しました!(2月26日)

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こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。

皆さんは「プラモデル」を組み立てた事、ありますか?
ミニ四駆ガンダム、電車模型などなど。

プラスチックの枠組みに収められた状態のプラモデルを取り出すとき、
ちょっとワクワクしますよね。

ニッパーでできるだけバリが出ないように切り取ったり、
やすり掛けをしたり。
製作に集中する静謐な時間というものは、何とも言えず楽しいですよね。

さて、そんなプラモデルですが、
「プラモデル」というくらいですから、樹脂(プラスチック)でできているのは
皆さんもご存じだと思います。

では、あんな精密なプラスチックの部品の数々を、どのように量産しているか、
思いを馳せた事はありますでしょうか?

一般的に、量産型の樹脂製品には必ずと言っていいほど「金型」が存在します。
これは読んで字のごとく「金属」で作られた「型」になります。

写真のネガポジ反転の様に、製品とは反転に作られた金属の型の中に
樹脂を流しこみ、金型を外す事で、樹脂製品は出来上がります。

↑こんなイメージですね

ですので、皆さんのご家庭にある弁当箱、電化製品、スプレーボトル、
タッパー、スマホ、マウス、それぞれを構成する部品ひとつひとつに、
金型が存在しています


なので、今回のウェアラブルリコーダー製作を思い立ち、
設計図を引き、3Dプリンタでの試作を手挟んで私が向かったのは、金型工場であり、
金型に関する企業展でした。

そして、そこで思い知った現実は
「金型は目が飛び出るほど高価」である事です。

例えば、今回のウェアラブルリコーダーのサイズ感で行けば、
金型代だけで120万円でした。

ここに対し、更に樹脂の材料費、輸送費、梱包費などがのしかかります。
個人で製作をするには、これはかなりの重荷です。
この金額では、試作を重ねる事はほぼ不可能ですし、最終的に120万かけて
出来上がった製品の調律が正しくできていなかった場合、目も当てられません。

中国などの「海外金型」の質感もかなり上がってきており、見積もりもとりましたが、
小ロットの製品では日本製の金型と大きな金額面でのメリットはないようでした。

また、昨今は金型自体を3Dプリンタで製作する技術も整ってきましたが、
展示会で訊いた限りでは、まだコストメリットは出せないとの事でした。
3Dプリンタでも、金属素材で出力すると平気で数十万します)

金型は、サイズや精密さもそうですが、
その金型からいくつの製品を取るのかでも金額が変わってきます。
というのも、大量生産の場合は金型を製作する金属の質を上げる必要があるからです。

また、製品を大量に作ると、金型自体にもゆがみが生じてきますので、
定期的なメンテナンスも必要になってきます。
ガンダムのプラモデル工場なんかでは、プラモデルの金型を修理する
専門の部隊がいる、なんて話もききますね。

因みに、PCやスマホなど、精度を要する製品の試作モックは、
少量生産のために金型を大量に起こすので、1個100~200万円くらい
しちゃったりするそうです。
見た目は、ケータイショップにおいてあるモックと同じなんですけどね。。。


という訳で、ウェアラブルリコーダーの開発は1年近く保留状態になっていたのですが、
昨今になって、ようやっと高精度の3Dプリンタが個人レベルで入手できる世の中に
なってきましたので、今回のクラウドファンディングにて再始動できたという訳です。

今回は文字だらけとなってしまい、申し訳ありません(汗)。
引き続き、ウェアラブルリコーダーを宜しくお願いします!


※使用画像は、pixabayのフリー素材を規定に従って使用しています




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