変態的な物を企画して発明して作るブログ

落ちこぼれサラリーマンが、変態的アイデアの物を企画したり発明したり作ったりするブログです

誰にも相手にされなくって直接社長に企画書を送った話

 

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個人発明家がぶつかる3つの壁

全くの素人が、それもただの個人が、プロダクトを作ろうなんて思った時にぶつかる大きな壁は、恐らく3つです。

1.知財関連処理
2.人脈(共同製作してくれる企業探し)
3.金集め

今回、1については、このブログで特集を組めるくらいの最低限の知識は私にもあるのですが、2、3については非常に苦労しています。なにしろ、2において「知恵も金も出してくれる企業」が見つかれば、3へ行くことなく、製品は出来上がってしまうのですから。という訳で、2と3(クラウドファンディング)を同時並行して進めて行く、というのが私の現在の戦略となっています。

企業の問い合わせフォームに連絡しても無駄無駄ァ!

共同製作会社を探す為に、以前、様々な企業の問い合わせフォームへ、企画書を送ったり、アポイントのお願いをしたり、としてみました。当時で、30社くらいには送ったと思います。

結論としては「1つも相手にされなかった」です。

まず、企業サイトの問い合わせフォームに入れても、ほぼ100%の確率で無視されます。全くの黙殺です。また、大企業になればなるほど、ご丁寧に書いてあります。問い合わせフォームの注意書きに。「お客様からの提案などは一切受け付けておりません」ってね。

これは、よく解ります。何が解るって、企業の立場からしたら、以下2つのどちらかなんですよ。

1.毒にも薬にもならない発明で、相手にするだけ時間の無駄
2.儲かりそうな確かにいい提案だけれど、後から絶対に知財関連で揉める

だから、大企業程、一般からの提案なんて受け付けない。受け付けられないんです。

だったら、社長に直接送ってやる!

newspicks.com

NewsPicksに特集された記事で、以前、↑のような物がありました。簡単に言えば「思いついたアイデアを、いろんな会社の社長に送ってみたらどうなったか」。これに関しては、記事の中にも「意外と多くの社長から返事があった」とあり、さらにコメント欄にコメントしている色々な会社の重役も「welcome」って感じでした。

という訳で、本当に企画書を送ってみました。

封筒に企画書を入れて、社長名で本当に送りました。

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送った時の本文は、以下な感じです。

株式会社〇〇
代表取締役社長 〇〇 様


〇〇在住の〇〇と申します。
会社員の傍ら、個人でプロダクトの企画・開発を行っている者です。
直接お手紙でのご連絡、ご容赦下さい。
様々な企業様へ問い合わせフォームからのご連絡を実施した事がございますが、
悉く受け付けて頂けなかった経験より、この様な方法を採らせて頂いております。


ご多用と存じますので、以下の通り手短にお伝え致します。

 

■ご連絡の背景
 ・ビジネスバッグにも入れ易い「フルフラットの四角い水筒」の企画をしております
 ・封筒型デザインを基調としており、商品名は「envelope」を予定しております
 ・レンダリングイメージ、3Dプリンタによる試作品がすでに存在しております
 ・金型屋に製品化の相談をしておりますが、400万円程度の資金が必要となっております
 ・クラウドファンディング等、資金を集める方法を現在検討しておりますが、
  当製品のような単価が比較的安価な製品において数百万を集める事は非常に困難です
 ・私には、ツテと金がありません
 
 ※製品イメージ詳細は、別添の企画書をご参照ください


■ご相談事項
 ・当製品の、御社での製品化および販売について、ご興味ございませんでしょうか?
  (OEMではなく御社ブランドにて。ビジネス条件は別途ご相談)
  現在まだ設計上の課題を抱えており、御社と共同開発、販売ができたらと考えております。    

 ・上記が不可の場合、当製品をご案内できそうな企業様などをご紹介いただけませんでしょうか?

 ・以上2点とも不可である場合、当製品アイデアに対するご助言を頂戴できませんでしょうか?
  作り手、売り手として「このような業界に売れるのではないか」
 「製品設計をこうしたらもっと良くなるのではないか」といったアドバイスを頂戴できますと幸甚です。
 
 ※私のゴールは、第一にこの企画を製品化し世の中に送り出す事、
  第二に次の企画の為の資金をこの製品で稼ぎ出す事です。

 


御社製品コンセプトと合致するのではないかと考えております。
もし少しでもご興味頂けましたら、ご連絡頂戴できますと幸甚にございます。
試作品を手挟んで御社に推参致します。

で、どうなったか?

実は、回答が返ってきたのです。自分で送っておいてなんですが、これには驚きました。社長からではなく、プロダクト部門の部長さんからのメール回答でした。そこには、なぜ自社がこの企画(四角い水筒)に乗る事ができないか、の理由や、この企画が抱える課題(強度やコスト)について言及がされており、どこの馬の骨とも解らない人間の企画に対し、とても丁寧に対応して下さいました。

現在、直接送ったのはまだ1社だけです。ですので、どの企業も同じように対応してくれる、という保証は全くありませんし、恐らく、迷惑、というのが実際のところでしょう。ですので、私もむやみやたらにこの方法をとろうとは思いません。

ただ、やはり、問い合わせフォームのような、企画部門でもなんでもなければ決定権も持たないような、場合いよっては委託業者や出向機関がやっているような所に企画を提案するよりも、きっちりと担当者に届くような、メールのような未読スルーされるような物ではなく、手許に届く紙媒体を使って提案を行った方が、確度は高いと言えそうです。


四角い水筒の企画は、現在進行形で進んでいます。もちろん、進捗についてはこのブログでリアルタイムに報告をしていきますので、是非「読者になる」を押して頂き、かつ↓のtwitterアカウントもフォローしてくださいね(無言フォロー大歓迎です)

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では、また変態発明ブログでお会いしましょう!
バイバイ!