結局自分でやる事にしました。陶芸のお話の続きです。
以前より書いています、香皿デザインコンテストの件ですが、
結局、自分でやる事にしました。
色々な陶芸教室や、アーティストや、芸大の人にお願いをしてみたのですが、
いずれも答えは「NO」。
それには、さまざまな理由がありました。
・白い土が手に入らない
・白い釉薬は高い
・焼成に2か月かかるから間に合わない
・設計上の欠陥があるから製品にならない
などなど。
なるほど。
プロの目線から見ると、色々な思わぬ障壁があるのだな、と思いました。
それと同時に、陶芸界の限界のようなものも垣間見えたような気がしました。
では、陶芸のプロとは違った目線で考えるしかない、と思い至りました。
初めに、3Dプリンタで作る事を考えました。
実は、現実に陶器を出力できる3Dプリンタは存在します
(粘土を積層してくれるみたいです)。
精度が出せるかは解りませんが、これを使えば造形上の「無理」はないと思われます。
ただし、私が普段お世話になっているDMM.makeでは「石膏」はあっても「陶土」はありませんでした。
これは色々調べましたが、出力サービスをやっている会社の中では、
陶器出力を扱っている物はみつけられませんでした。
という訳で、次に考えたのは
「もう、自分で焼いてしまおう」
です。
これです。
プロなら絶対に使わないだろう「家庭のオーブンで焼ける陶土」です。
170度くらいの温度で、60分も焼けば出来上がるという優れものです。
しかも、この写真にはありませんが、白い陶土も存在しています
(明日届く予定です)。
今回作るのは、プロトタイプ。
とにかく、できる限りの事はやってみようと思います。